健康コラム 乾燥肌と脂性肌


皮脂腺 断面図

毛穴には皮脂が分泌される皮脂腺というものがあります。ここから肌の乾燥を防ぐために皮脂と呼ばれる脂と、汗が混じり合い皮脂膜をつくります。その水分と油分のバランスが、乾燥肌と脂性肌の違いに大きく影響します。

乾燥肌は皮脂の分泌が少なく、また、水分量も少ないので、肌が荒れている状態を言います。冬場は特に乾燥しやすく、古い角質がめくれて粉がふいたようになるのも特徴です。

一方脂性肌は、皮脂の分泌が多く、べとつきがあります。春から夏の間は脂性肌の方には悩みの季節です。皮脂で毛穴がふさがると毛穴が広がり様々なトラブルを招きます。にきびが出来やすいのも脂性肌の特徴です。肌が乾燥を防ぐために脂分を分泌するためです。化粧水でたっぷり水分を補いましょう。


また、乾燥肌の方は洗顔はほどほどにしましょう。洗浄力の強い洗顔料は必要な脂分も洗い流して、さらなる乾燥を招きます。 また、食事にはビタミンAやEを含む食事を多くとりましょう。ビタミンAは小松菜、にんじんなどの緑黄色野菜に、ビタミンEは大豆などに多く含まれます。脂性肌の方は、洗顔はこまめにすることが重要です。特に額から鼻にかけてのTゾーンが皮脂の分泌が多い部分です。Tゾーンを中心に清潔に保ちましょう。食事で気をつけるべきことは、糖分やアルコールを、なるべく控えることです。これらは体内で中性脂肪に変化しやすく、皮脂の原料になります。また、脂肪の代謝を助けるビタミンB2が含まれるうなぎや、ビタミンB6が含まれる青魚、牛レバー、豚もも肉、バナナなどを多くとりましょう。


食事のほかに十分な睡眠と休養も、お肌のためには大切です。これらのことに気をつけて、お肌のトラブルを少しでも減らしていきましょう。 ただ、これらの食事やケアがあわなかったり、自分が思っている肌質と実際に違う場合もあるので、少しでも異常を感じたら早めに専門のお医者様に診てもらいましょう。

乾燥を防ぐために、「洗顔・保湿」

洗顔料 イラスト

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