健康コラム 腸内環境


毎日普段何気なく口にしている食べ物や飲み物で私たちの体が構成されていることはご存知かと思います。ではその先の仕組みをご説明していたいと思います。

口にした全ての食べ物や飲み物は食道を通過して胃に達し胃液と混ぜ合わされて消化されやすいようにして小腸の中の回腸・十二指腸・空腸へ送られ、いろいろな酵素・膵液・胆汁が分泌されて消化吸収が始まり食べ物に含まれている水分と栄養素の約80%が小腸にて吸収されていきます。

それから栄養素と水分を搾り取られた残りカスが、大腸の中のS状結腸・横行結腸・下行結腸・上行結腸・盲腸・直腸で更に残りの水分が吸収された後に固形化していきます。最後に固形となった物が便となり肛門から排出されるというわけです。

その中でも重要なのが小腸です。消化吸収の中心的な役割を果たし機能の低下により消化不良や吸収障害・肥満・過栄養につながってしまいます。また大腸は小腸で吸収された食べ物の残りカスから水分とミネラルを吸収して便を作りますが、もう1つ重要な働きがあります。

それは腸内細菌の働きです。大腸にはなんと100種類、100兆個、1kg以上に及ぶ細菌が棲みついています。これらには良い働きをする善玉菌と悪い働きをする悪玉菌、それと通常問題はないけれども抵抗力や体力が低下すると病原菌に変身する日和見菌の3つに分けられます。

まずは、善玉菌について善玉菌は腸の調子を整えて消化吸収を助け、下痢や便秘を防いだり悪玉菌の増殖を抑えて進入してくる病原菌の感染を防ぎます。また殆どのビタミンの合成をし、腸管の免疫細胞の活性化、食物中の有害物質や発がん性物質の分解・排出、血液中のコレステロール増殖の抑制などの働きもしてくれます。

その善玉菌の中でも代表的なのがビフィズス菌です。ビフィズス菌は赤ちゃんの頃が最も多く腸内細菌の99%を占めていますが、加齢と共に年々減少していきますので積極的に摂取していただきたいのですが、その際にはオリゴ糖を忘れてはいけません。ビフィズス菌の大好物であるオリゴ糖は消化酵素では分解されない難消化性糖質で胃や腸で消化されることなく大腸まで届き肥満防止や虫歯の予防・高脂血症の改善・腐敗菌の抑制をしてくれるだけでなくビフィズス菌を増殖させる為のエサとなるのです。その為にもオリゴ糖はビフィズス菌と一緒に摂取することをおすすめいたします。

それでは最後に悪玉菌について説明をしていきます。悪玉菌はたんぱく質が大好物で食物のたんぱく質やアミノ酸を分解してアンモニア・ニトロソアミン・インドール・フェノール等などの強い悪臭のある物質を生成してしまいます。これらは便やおならの臭いとなるばかりではなく、発がん性物質や発がん促進のある有害物質ですので、悪玉菌を増やさないよう日頃から運動をし、ストレスを溜めない工夫をし健康な体づくりをしていきましょう。

健康なときは善玉菌の勢力が強く悪玉菌の繁殖を抑えていますが、偏った食事が続いたり、睡眠不足やストレス・老化によりバランスが崩れ悪玉大腸菌等が優勢になり、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は劣勢にたたされてしまい腸内が汚れた状態になり、体調を崩してしまいますので、腸内環境を整える努力をしていきましょう。

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